調達チームを紹介します!
こんにちは🙋✨
2024年、一発目のブログテーマは営業グループ調達チームです!
📖この記事の内容
調達チームとは?
その名の通り、ハッチカバーを造るために必要な材料【金物(かなもの)】を調達します。
金物の仕入れ~納品後のアフターサービスまでを担当し、当社の中で一番長く、製品と付き合っていく部署です。
【金物の種類】
調達チームが取り扱っている金物には、以下のようなケースがあります。
①自社で造るハッチカバーに対して取り付ける金物
どんな金物?(クリックで詳細表示)
油圧シリンダー
油圧等によって伸縮。製品を作動させる装置。(写真:中央、円筒状の金物)
パッキン
ハッチカバーを密閉するためのゴム部品。(写真:中央、黒色の部分)
クリート
ハッチカバーを閉めた後、固定しておくための金物。(写真:中央、黄色の金物)
ガイドホイール
ハッチカバーを作動させるための車輪。(写真:中央、丸い金物)
②本船に対して取り付ける金物
どんな金物?(クリックで詳細表示)
ノンリターンバルブ
水が逆流するのを防ぐ金物。ハッチカバーを潜り抜けた少量の海水も、ハッチ外へ排出するために使用される。
ホイールストッパー
ハッチカバーが完全に開いた状態を保持する金物。(写真:右下から斜めに伸びている金物)
上記2つのケースにおいて、金物メーカーの既存製品を購入する場合と、自社で設計し金物メーカーへ発注する場合があります。
おもな仕事内容
1.社内工程・製品図面の確認
新規案件が入ってきたら、
まずは社内工程と製品図面を確認します。
いつまでに、どんな金物が、いくつ必要なのかを確認します。
ここで一番大切なのは、社内工程を滞らせないこと。
自社工場の製作状況をみながら、ジャストインタイムで
金物を仕入れる必要があります。
2.見積依頼・価格交渉・発注
国内・海外の各金物メーカー(2~3社)へ
相見積もりを依頼します。
見積りが出揃ったら、価格・品質・納期を比較し、
発注先を決定します。
発注費用が予算内に収まらないときは、設計部門と相談し、
金物の構造・仕様を変更することで、コストダウンを図ります。
鋼材などの材料価格は変動するため、
製作予算内に収めるためには臨機応変な対応が求められます。
3.納期管理・品質管理
金物を発注したらそれで終わり・・・ではないんです!
ここからが調達チームの腕の見せ所。
発注先の金物メーカーへ出向き、
品質管理・納期管理の指揮をとります。
具体的には、製品精度の検査、造船所からの納期変更連絡、
仕様変更、運送用トラックの手配等、
細々した仕事が多岐にわたります。
金物の製作には、ものにもよりますが、概ね2カ月かかります。
調達チームは、完成までに7~10回程度(週に1、2回程度)
発注先に赴き、品質管理を行います。
4.造船所対応
ハッチカバーの納品後、本船へ取り付けられるまでを見届けます。
製品の作動テストを行い、金物等にトラブルがあった場合は
対応します。
自社設計の金物の場合は、作動テストに加え、
取扱説明も担当します!
5.就航船アフターサービス
自社のハッチカバーが搭載された船について、
就航後のアフターサービスも行います。
具体的なサービス内容は、交換が必要な金物の手配などです。
アフターサービスの問い合わせは週に2・3件入ってきます。
大きなトラブルの場合は、現地まで駆けつけて対応します。
製作時には、造船所とのやりとりがほとんどですが、
就航後は船主(船の持ち主)さんとのやりとりも増えてきます。
★★調達の仕事、ココが大切★★
仕事の中で、他社の方とも多く接する機会のある調達チーム。
自社の窓口となり、造船所のスタッフの方々や、金物メーカーの社長さんとやりとりすることが多い職場です。
そんな調達チームでは、関わる全ての人に対しビジネスパートナーとして敬意を払い、各所との繋がりを大切にしています。
仕事のやりがい
仕事のやりがいについて、調達チームのYさんがインタビューに答えてくださいました😃
自らの経験が、世界から必要とされる!
やりがいを感じる瞬間は沢山ありますよ。
手掛けた金物の納期管理・品質管理が上手くいった瞬間、製品が船の上に搭載された姿を見た瞬間。その都度で達成感を感じます。
なかでも、調達チームならではのやりがいといえば、アフターサービスですね。
自社製ハッチカバーにトラブルがあったときには、会社の代表として駆けつけます。就航船は航路から離れることができませんので、海外に向かうことだってあるんです。
ニッチな製品ですから、ハッチカバー専門家として、海外からも必要とされている実感を得られます。
また、やりがいとは少し異なりますが、アフターサービスでは、海外を飛び回ることができるのが、私にとって魅力のひとつです。
過去には、アラブのドバイからアブダビまで、運航中の船の中でアフターサービスを行いました。決して楽ではありませんでしたが、世界旅行をしているような気分で、とても特別な経験になりました。
調達の仕事は多岐にわたります。「造船は経験工学」だと言われますが、本当にそうです。
いろいろなことに興味を持って、経験してみる人は、きっと世界から必要とされるエキスパートになれますよ!
社員座談会
営業グループ調達チームは少数精鋭でチームワークよく業務をしています。
今回は、調達チーム2名が、営業調達チームで活躍するのはどんな人?
というテーマでトークセッションをしてくれました🙋✨
テーマ:営業調達チームで活躍するのはどんな人?
やっぱり、Yさんがいつも言われているように「いろんなことに興味がある人」ですかね。
そうですね。
いろいろな金物を取り扱ったり、様々な場所(会社・船・港)へ行くので、
好奇心旺盛な方にはとても楽しい仕事だと思います。
金物の性質などを理解する面でも、いろんな物事に探求心を持って掘り下げられる人が活躍できますね。
確かに、Yさんはいろんな趣味を持ってますもんね。 旅行とか、ライブとか、、、
浅く広くね(笑)
Tさんの考える、活躍できる人はどんな人?
うーん・・・やっぱり、“細かい人”ですかね。
必要な金物の管理や、納期連絡、その他いろいろな調整関係の仕事があるので、
それらを取りこぼさず、正確に処理出来る人が向いているのかなという気がしますね。
細かな部分にも気づいて、報連相できる人は、取引先との信頼関係も築き易いですし。
そうですね!
Tさんは、まだ配属されて1、2年だけど、(※Tさんは中途入社)
丁寧で細かい仕事ぶりにはいつも助けられています🥺
Tさんがおらんかったら、どうすんじゃろう・・・と怖くなる・・・(笑)
いやいや、配属された当初はブランクがあっていろいろとご迷惑をかけました☺💦
・・・あとは、
“活躍できる人”というテーマからは反れてしまうかもしれないけど、
困ることがあったときに、抱え込まずに相談して欲しいですね!
たしかに、ストレスを貯めるのはよくないね。
周りに相談できる環境を、上司が作っていかないといけないね。
もし、新しく調達チームへ配属される方がいれば、
僕たちにしっかり頼ってくださいね!🤗
≪筆者コメント≫
調達チームでは、その業務の多様性から、「いろんなことに興味を持てる人」がイキイキと仕事できるようですね!
また、金物の納期・品質管理を任されるため、「細かなことに気付き、丁寧な仕事ができる」資質も大切なんだそうです🧐
そして、2人の会話からも読み取ることができますが、
困りごとは調達チーム内で共有し、一緒に乗り越えていく雰囲気があることがわかりました👊🔥
最後までご覧いただき、ありがとうございました🙇
次回はどの部署を紹介しようか・・・。
楽しみにお待ちください!♪