生産技術チームを紹介します!
こんにちは🙋イワキテック採用担当です。
前回の設計開発チームに引き続き、
本日は生産技術チームのご紹介をしていきますよ~😆
生産技術チームとは?
設計図をもとに、製造現場で「どのようにつくるのか」を具体的に考えます。
CADを用いた現図作業、鋼材(材料)リストの作成、NCデータ(工作機械の制御データ)の作成等を担当します。
製造現場と連携しながら、効率よく、高品質な製品づくりを目指します。
主な仕事の流れ
1.社内打合せ
設計開発チームから設計図面を受領。
図面をもとに、生産管理部門や製造部門のメンバーと打合せを行います。ここで、全体の製作スケジュールや取材時期、製作所掌を把握します。
ハッチカバーは大型製品であることから、生産性向上のために分業しています。
外部発注する範囲所掌を正しく理解することで、2重発注を防止します。
2.取材
専用ソフトを使用し、図面をもとに必要な材料を確認します。
鋼板の厚み、材質ごとに鋼材表を作成し、生産管理部門へシフトします。
ハッチカバーを造るために必要な部材は、一隻あたり数千点にのぼることも!
膨大な数の材料を間違いなく確保するために、必要があればお客様に電話確認するなど、細心の注意を払います。
3.現図作成
これが生産技術チームのメイン業務!
設計図面を実現するためには、どのように造っていけばいいのか。
図面に工作情報を織り込んでいきます。
▶工作情報の具体例(クリックで表示)
現図に挿入する工作情報は様々ですが、その一部をご紹介します🙌
伸ばし量
溶接熱による鋼材の縮みを見越し、実際に切り出す部材の寸法調整(伸ばし)を指示。
マーキン線
各部材の取付位置を指示。
製造部門と相談し、製作側の要望を反映させた、より造り易い現図を目指します。
4.ネスティング・NCデータ作成
鋼材から部材を切り出すためのデータを作ります。
まずはPC上で鋼材の上に部材をパズルのように並べてシミュレーションします。(ネスティング)次に、専用ソフトを使用し、加工経路(部材を切る順番)を付けていきます。(NCデータ化)
この工程では、2つのことをバランスよく意識します。
①製造部門での使用順にまとめて部材を並べること(製作効率)
②1枚の鋼板からなるべく多くの部材を切り出すために効率よく並べること(加工効率)
5.製造部門要望対応・部分修正
前例のないオーダーメイド製品を扱っている以上、実際に製作するなかで初めて問題点が見えてくることはよくある話です。製造部門とコミュニケーションを取り、ひとつひとつの改善点を現図に反映させていきます。
数年後に同型のハッチカバーを受注することもあるため、ひとつの改善が未来の製作効率化に大きく貢献することになります!
仕事のやりがい
仕事のやりがいについて、生産技術チームのUさんがインタビューに答えてくれました😃
手がかかる製品ほど可愛い!
私のやりがいは、自分の仕事が製品として形になることです。
はじめは、私のPCの小さな画面の中だけに存在し、手元だけで操作していたモノが、大きな製品として出来上がる。そのスケールの高低差にワクワクします。
仕事をする上で念頭に置いていることは、「製造部門の要望に迅速に対応すること」です。一度製作がスタートした後でも、製造部門から造り易さについて要望が出てきます。そのような要望に対し、出来るだけ早く改善・対応することを心掛けています。
なぜなら、自分が早く対応することで、製作効率が上がり、より高品質な製品の実現、さらに、製作時数が下がることで、大幅なコスト(人件費)の削減となり得るからです。
このように製造部門の方々とコミュニケーションをとり、現図をブラッシュアップしていく過程があるからこそ、製品への想い入れが深まり、出来上がりの姿を見たときには達成感や感慨深さを覚えます。
生産技術チームってどんな部署?
生産技術チームのみなさんがアンケートに答えてくれました!
今回は、仕事が“オフのとき“のことについても聞いてみましたよ~🤗
デスクワークは体が鈍る!と散歩に出かける方や、
会社から自宅が近いので、おうちでのんびりされる方もいらっしゃいました😉
インドア派、アウトドア派は半々くらいでしたが、1日中、家にこもっているという方はいませんでした😮
趣味に没頭する人も多く、それぞれの休日を満喫されているようです🎣🏍
生産技術チームはお互いに、「話しかけやすい」「気さく」「おおらか」など、
一緒に仕事をするメンバーに対して穏やかな印象を抱いていることが分かります。
取材中も笑顔が多く、部署内の雰囲気の良さがひしひしと伝わってきました🥺💗
(そして、生産技術チームにはお菓子が置いてあるデスクが、たしかに多い気がするなあ・・・🍩)
複数の部署からの要望を聴取し、意見を反映していくため、生産技術チームでは、
調整力や聞く力(総括して対応力)が培われるんですね!
大量のデータを捌き、正確に作業することも求められるので、忍耐力や集中力も発揮されています🔥
人との対話を通して、細かなところまで目を配ることができる方が活躍する部署のようです。
生産技術とは、製造部門という「表舞台」を支える「裏方の仕事」だと捉えている人も。
まさに、イワキテックの縁の下の力持ち部署ですね😭✨
最後に、これから就活や業界研究をはじめる学生のみなさんへ、メッセージをいただきました💌
生産技術チームのみなさん、ご協力ありがとうございました🙏
たくさん数字と向き合う業務内容から、生産技術という仕事に対して
「厳粛」「真面目」「静か」などの印象を抱いていた方も多いかもしれません。
実は、これまでの私もそうでした😅
しかし、このブログを読み進めていただくなかで、イワキテックの生産技術チームの印象は、
「たくさんの人との関わり」があり「穏やかで明るいイメージ」へと覆ったのではないでしょうか😄
世の中には多くの職種があり、みなさんは、
それぞれの職種に対する先入観やイメージを少なからず持っていると思います💭
そのイメージが正しい場合もありますが、会社によっては職種(部署)の雰囲気が全然違うこともあるということです。
気になる職種が見つかったら、次は会社ごとの違いに目を向けてみるのもいいかもしれません!🤗
それでは、次回の投稿も見てくださると嬉しいです😊